不備だらけ「感染症法」の早急改正で「PCR検査」を増やせ
2020年8月13日

従来の方法(写真)に加え、唾液を使うものなどPCR検査は多様化・迅速化しているのだが……(C)時事
「新型コロナウイルス」の第2波の拡大が続いている。一方、政府は経済活動を促進すべく「Go Toトラベルキャンペーン」を推進する。アクセルとブレーキを一緒に踏むというその矛盾ぶりは、多くの国民の失笑を買っている。
日本は特異な国だ。真夏の北半球で感染者が増加している先進国は少なく、G7(先進7カ国)では米国と日本くらいだ(図1)。
この図を私がSNSで発信して以後、様々な批判が寄せられた。縦軸のうち日本と諸外国の人数値を左右で変えていることについての批判だが、この図が示しているのは感染者の絶対数ではなく、増減の変化率を時系列で示している点だ。日本の増加が異様であることが一目瞭然だろう。
米国では、感染者が増加しているのはカリフォルニア州以外はドナルド・トランプ大統領を支持する地域が多く、ボストンやニューヨークは感染抑制に成功している。
なぜ、このような差がついてしまったのだろう。
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