「韓国民間人」射殺で文在寅「威信失墜」金正恩「謝罪」の波紋(下)
2020年10月2日
徐薫(ソ・フン)国家安保室長は9月25日午後2時、北朝鮮の党統一戦線部から「通知文」が送られて来たことを明らかにした。
金正恩の異例の「謝罪」
通知文の中には、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、
「そうでなくても悪性ウイルスの病魔の脅威に処した南側の同胞に、助けの手どころかわれわれの水域でかんばしくないことが思いがけなく発生して、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と南側同胞に大きな失望感を与えたことに対して非常に申し訳なく思う」
と伝えるよう話した、と書かれていた。
北朝鮮の最高指導者が、事件発生5日目に「非常に申し訳なく思う」という謝罪の意思を伝えてきたことは、金党委員長もこの事件を放置した場合、韓国民の反北朝鮮の感情が高まり、南北関係に深刻な影響を与えることを憂慮したためとみられた。
韓国の次期大統領選挙は、1年半後の2022年3月に行われる。北朝鮮は文政権に冷たく対応しているが、次期大統領選挙で保守が勝利することは絶対に阻止しなくてはならない。北朝鮮が何をしても南北関係が破綻しないのは進歩政権だからだ。
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