支持率も資金も上回っているが……(公式選挙キャンペーンHP)
 

 大統領選挙の投票日まで2週間足らずとなり、再選を目指すドナルド・トランプ大統領とホワイトハウス奪還を狙うジョー・バイデン民主党候補との対決は最終盤を迎えている。

 両候補とも、最近は大統領選挙の帰趨を決すると見られるフロリダ、ノースカロライナ、ジョージア、アリゾナ、ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシンの「激戦州」7州を中心に支持を懸命に訴えている。

 米国では本格的な秋を迎えて寒さが増す中で、1日当たりの新型コロナウイルスの感染者数も5万5000人を上回るようになっており、感染拡大の「第2波」到来が懸念されている。

 そうした中、感染を回避しようと期日前投票を済ませた有権者数は、投票日2週間前の時点ですでに約2000万人に達している。バイデン氏に投票する意向を示している有権者の約7割が郵便投票などの期日前投票を行うと回答しているのに対し、トランプ支持者の約65%が11月3日に投票所で投票を行うと回答しており、それぞれの支持者の投票行動が全く対照的であることも明らかになりつつある。

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