2017年の覇者ガルシアも直前に新型コロナ感染で欠場となったが、今年は誰がグリーンジャケットを羽織るのか(C)AFP=時事
 

 いよいよ今週は世界中のゴルフファンが待ちに待った「マスターズ・ウイーク」。

 だが、開幕を目前に控えた10月30日、チリ出身の21歳、ホアキン・ニーマンは新型コロナウイルス感染が判明し、マスターズ欠場を余儀なくされた。しかし、ニーマンに代わって出場する「補欠選手」はおらず、急きょ、誰かが招待されることもない。

 そして11月9日に発表されたばかりだが、2017年のマスターズ覇者セルヒオ・ガルシア(40)も同じく感染が判明し、欠場となった。

 大会史上初めて11月の秋開催となる今年の出場者は、今年3月時点から合計96人でフィックスされており、それ以上、増えることはないまま、この11月に至り、ニーマンとガルシアの欠場によって94人になった。

 すでに前回お伝えした通り、この時期の米国東海岸の日照時間は午前7時から午後5時半ぐらいまでと短く、日没までに全選手が1日18ホールを終了できるようにするためには、出場選手の人数を最小限に抑える必要がある(2020年10月26日『「巨体化」「長尺ドライバー」デシャンボーの秘策に立ち塞がる「マスターズ委員会」』)。

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