トランプ支持者たちはいまも全米で大規模デモを繰り返している(ワシントンにて)(C)時事
 

 11月3日に投票が行われた米国大統領選挙では、選挙結果が確定していなかったアリゾナ州とジョージア州で民主党候補のジョー・バイデン前副大統領が勝利したのに対し、ノースカロライナ州では現職ドナルド・トランプ大統領が勝利し、全米50州とコロンビア特別区すべての選挙結果が確定した。

 バイデン氏は次期大統領当選に必要な大統領選挙人270人を36人上回る306人を獲得した一方、トランプ大統領は232人にとどまった。バイデン氏の306人という獲得数は4年前の2016年大統領選挙でトランプ氏が獲得した数と同数であり、当時、トランプ氏は「地滑り的勝利」と自画自賛していた。

 トランプ大統領はいまも「投票に不正があった」と主張して法廷闘争を諦めていないが、現状では、バイデン氏が1月20日に第46代米国大統領に就任することは事実上間違いない。

 なお、バイデン氏は11月20日が誕生日なので、大統領就任時には米国史上最高齢となる78歳での就任となる。

 11月17日時点での最新の一般投票については、バイデン氏が約7885万票(得票率50.9%)を獲得したのに対し、トランプ大統領は約7321万票(同47.3%)で、両候補の得票差は約563万票(得票率差は3.6ポイント)となっている。

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