トランプ支持者の「怒り」が向けられる「2022年中間選挙」

執筆者:足立正彦 2020年11月17日
エリア: 北米
トランプ支持者たちはいまも全米で大規模デモを繰り返している(ワシントンにて)(C)時事
 

 11月3日に投票が行われた米国大統領選挙では、選挙結果が確定していなかったアリゾナ州とジョージア州で民主党候補のジョー・バイデン前副大統領が勝利したのに対し、ノースカロライナ州では現職ドナルド・トランプ大統領が勝利し、全米50州とコロンビア特別区すべての選挙結果が確定した。

 バイデン氏は次期大統領当選に必要な大統領選挙人270人を36人上回る306人を獲得した一方、トランプ大統領は232人にとどまった。バイデン氏の306人という獲得数は4年前の2016年大統領選挙でトランプ氏が獲得した数と同数であり、当時、トランプ氏は「地滑り的勝利」と自画自賛していた。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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