「罪認めるのはハラキリ」仏テレビ連続インタビュー「ゴーン」独善独白
2020年11月18日

「日本には絶対戻らない」が、レバノンでは着々と活動中(写真は9月29日、カスリク聖霊大学での会社幹部・起業家向け講座で)(C)AFP=時事
11月のはじめにフランスのテレビ局で、1週間の間に立て続けに3回、レバノンに逃亡中のカルロス・ゴーン日産自動車元会長の単独インタビューが放送された。
ゴーンの著書が4日にフランスで発売されたのにあわせ、宣伝と復権を狙ったものである。
著書の題名は『Le temps de la vérité(真実の時)』(未邦訳)。
以前『カルロス・ゴーン経営を語る』(日本経済新聞出版、原題はCitoyen du monde)を書いたフランスの『AFP通信』元東京支局長フィリップ・リエスとの共著で、副題に「カルロス・ゴーン語る」とあるように、ゴーンのインタビューにリエスが補足情報を入れてまとめたものである。
日本司法の「人権無視」を強調
最初に放送されたインタビューは、11月1日の民放局『TF1』の報道番組『7 à 8』。日曜日の午後7時から、1時間で3~4本のルポを流す番組で、ゴーンのものは「生涯逃亡者」という題名で12分間のインタビューであった。
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