「ディエム(旧リブラ)」の発行が間近か?
2020年12月11日

ディエム(旧リブラ)公式HPより
「ディエム(旧リブラ)」が来年早々に発行されるかもしれない。その仕組みにはまだはっきりしない点もあり、当局がその使用を認めるかどうかにも不確実性が残っているが、世界のさまざまな国で使用できる可能性がある。そうなれば、国際間の決済だけでなく、国内でも広く利用されるだろう。それは、デジタル人民元への対抗策にもなるだろう。
当局の抵抗にあったリブラの予想以上の進展
『フィナンシャル・タイムズ』は、フェイスブックが主導するデジタル通貨「ディエム」が来年1月にも発行される可能性があると報じた(12月1日に「リブラ」が「ディエム」に改称された。また、「リブラ協会(Libra Association)」は、「ディエム協会(Diem Association)」と改称された。以下では、これらの名称を用いる)。
単一通貨を裏付け資産とする「米ドル版ディエム」から始めるという。
昨年6月に計画が発表されて以来、リブラは各国金融当局の激しい抵抗に直面してきた。計画は暗礁に乗り上げたかに見えていたのだが、仮に来年1月となると、予想以上の進展だ。
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