タイガー最終日のトレードマークであるお揃いの赤ウェア、黒ズボンで偉大な父親譲りのショットを放つチャーリーくん(C)AFP=時事
 

 クリスマスを目前に控えた12月の週末に米ゴルフ界の話題を独占したのは、親子で競い合うゴルフの大会「2020 PNCチャンピオンシップ」(12月19~20日、フロリダ州オーランド、「リッツ・カールトンGC」)に出場したタイガー・ウッズ(44)父子だった。

 ウッズの長男チャーリーは大会史上最年少の11歳で出場。ウッズ父子の練習風景やプレー風景がウェブニュースやSNS上で紹介されると、ちょっとした動作からスイング、ガッツポーズにいたるまで、「あまりにも父親そっくり」「まるで双子」と人々は目を丸くした。

 スクランブル方式で競われた2日間36ホールの試合中、チャーリーが正確なショットでフェアウェイを捉えると、父親ウッズはそれ以上の理想的なポジションを自分が捉えることはないと即座に判断し、ティショットを打たずに歩き出すこと、しばしばだった。それほどチャーリーのゴルフの技量は、すでに高いレベルにある。

 175ヤードを5番ウッドで狙い、ピン1.2メートルに付けて楽々イーグルを奪うなど、11歳とは思えないほどの飛距離や正確性も身に付けている。

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