風の向こう側 (85)

「ウッズ父子」に見る「技術」だけではない教育の意義

執筆者:舩越園子 2020年12月24日
カテゴリ: スポーツ
エリア: 北米
タイガー最終日のトレードマークであるお揃いの赤ウェア、黒ズボンで偉大な父親譲りのショットを放つチャーリーくん(C)AFP=時事
 

 クリスマスを目前に控えた12月の週末に米ゴルフ界の話題を独占したのは、親子で競い合うゴルフの大会「2020 PNCチャンピオンシップ」(12月19~20日、フロリダ州オーランド、「リッツ・カールトンGC」)に出場したタイガー・ウッズ(44)父子だった。

 ウッズの長男チャーリーは大会史上最年少の11歳で出場。ウッズ父子の練習風景やプレー風景がウェブニュースやSNS上で紹介されると、ちょっとした動作からスイング、ガッツポーズにいたるまで、「あまりにも父親そっくり」「まるで双子」と人々は目を丸くした。

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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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