バイデン氏と同じく上院議員として大ベテランのマコネル氏がどう出るか注目(C)AFP=時事
 

 1月3日に第117議会(~2023年1月3日)が招集され、その後、1月20日には2020年大統領選挙で現職ドナルド・トランプ大統領の再選を阻止したジョー・バイデン前副大統領が第46代大統領に就任し、米国は4年間の「トランプ時代」に終止符を打ち、新しい時代を迎えることになる。

 バイデン氏のように半世紀近くに及ぶワシントンでの長期間かつ豊富な政治経験とともに大統領に就任する政治家は、米国史上かつて存在しなかった。

 現職リチャード・ニクソン大統領が民主党候補ジョージ・マクガバン上院議員(サウスダコタ州選出)に対して地滑り的勝利を収めた1972年大統領選挙と同時に実施されたデラウェア州選出上院議員選挙で初当選を果たしたバイデン氏は、以来、1973年から2009年まで36年間上院議員を務めた。その間、上院司法委員長や上院外交委員長といった要職も務めた。

 その後、2009年から2017年まで2期8年間オバマ政権の副大統領を務め、上院議員歴わずか4年で大統領の座に駆け上がったバラク・オバマ大統領を副大統領として支えた。

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