長女イバンカにも次回の上院議員選挙に出馬の憶測もある(C)AFP=時事
 

 ホワイトハウスにはドナルド・トランプ前大統領の姿はなく、再選を阻止して第46代大統領に就任したジョー・バイデン大統領が政権を始動させている。

 バイデン大統領は就任早々、大統領令などの行政措置に署名することでトランプ政権が導入した一連の政策を矢継ぎ早に覆している。

 米連邦議会議事堂前での就任の宣誓、演説を終えたバイデン大統領は、ホワイトハウスで新型コロナウイルス対策の強化を図る目的での連邦政府施設などでのマスク着用の義務化、地球温暖化対策の国際的枠組み合意である「パリ協定」への復帰、中東・アフリカ圏合計13カ国からの米国入国規制措置の撤廃、などの大統領令に次々に署名し、就任第1日目だけで実に17もの文書に署名した。

 現在、米議会上院ではバイデン大統領が指名した次期閣僚らの指名承認プロセスが行われており、すでにアブリル・ヘインズ米国家情報長官(DNI)、ロイド・オースティン国防長官、アントニー・ブリンケン国務長官、ジャネット・イエレン財務長官らの指名が正式に承認された。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。