気候変動サミットで菅首相の発言に耳を傾けるバイデン大統領ら(4月22日、ホワイトハウスのライブ配信映像より)

 初の日米首脳会談を終えた菅義偉首相は、ジョー・バイデン大統領と並んで行った共同記者会見において、筆者の関心事である「気候変動問題」について次のように語ったと『NHK』が報じている(2021年4月17日7:08「【詳報】日米首脳会談共同会見 菅首相発言」)。

〈気候変動については、来週予定されているアメリカ主催のサミットをはじめ、COP26およびその先に向けて、日米で世界の脱炭素をリードしていくことを確認した。また、パリ協定の実施、クリーンエネルギー技術、途上国の脱炭素移行の各分野での協力を一層強化していくために、バイデン大統領と、脱炭素化やクリーンエネルギーに関する『日米気候パートナーシップ』を立ち上げることでも一致した。これらのイニシアチブのもとに具体的で包括的な日米協力に弾みをつけていきたい〉

「日米気候パートナーシップ」を立ち上げるということ以外には、具体的に何をどうやるのかは不明だが、とにもかくにも「一緒にやっていこう」ということで合意したようだ。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。