ザリーフ外相が革命防衛隊、特にクドゥス部隊のガーセム・ソレイマーニー司令官の外交への介入を批判したインタビューがリークされた問題について、補足とアップデートをしておこう。

続報によれば、ザリーフ外相のインタビューは、大統領府の戦略研究センター(Center for Strategic Studies)で進めている、ロウハーニー政権を記録するプロジェクトのためのオーラル・ヒストリーとして録音されたもので、将来のための記録であって現段階での公開が予定されていないことから、歯に衣着せぬ発言が含まれていた模様だ。ザリーフ外相は4月28日にInstagramに公開した発言と映像で、「非公開の理論的な議論」を意図したものと釈明し、ソレイマーニーへの敬意を表する映像を付した

同日、ロウハーニー大統領はテレビ中継された閣議でこの件に触れ、自らの政権を将来のために記録するためのプロジェクトで録音されたテープが何者かによって盗まれたとして、内相に調査を命じた。この事件を引き起こした者の意図は、ウィーンで大詰めに差し掛かっている、イラン核合意への米国の復帰に向けての交渉を妨害することであると論じた。

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