初めて開催した市・郡党責任書記講習会で指導する金正恩党総書記(『労働新聞』HPより、以下同)

 朝鮮労働党は3月3日から6日までの4日間、平壌の党本部で「第1回市・郡党責任書記講習会」を開催した。労働党が全国の市・郡のトップである「責任書記」を一堂に集めて会議をするのは初めてであった。分かりやすく言えば、全国の市長・郡長クラスを集めて、第8回党大会の決定を貫徹するための初の講習会を行ったということなのである。

初開催された各自治体トップへの“直接講習”

 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は初日に「開講の辞」を述べ、2日目には「綱領的な結論」を語り、4日目には「閉講の辞」を述べ、終了後に参加者と記念写真を撮るなど連日の指導を行った。

 金党総書記は、党の歴史で初めてとなる講習会を行う意味について「開講の辞」で、

「新しい局面を迎えたわれわれの社会主義建設は市・郡の強化、発展を本格的に推し進める強力な牽引力を早急にもたらすことを求めている」

「市・郡党責任書記は社会主義建設の地域的拠点を受け持っているわが党の中核であり、人民と最も近くに居ながら彼らを見守る重い責任を担った野戦政治活動家である」

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