「農村革命」「金正恩革命思想」で始まった北朝鮮の展望なき「新たな10年」(下)
2022年1月18日
年末に開かれた朝鮮労働党中央委第8期第4回全員会議(総会)では、農業と建設部門の成果が強調された。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は、
「農業の豊凶を左右していた災害性気象現象と障害要因に、先を見通して対応する科学的な方法論を掌握したことで、いかなる条件の下でも農業を安全に営める確信を持つようになった」とし、
「今年の不利な条件の下でも農業を立派に営むことに積極的に寄与した農業部門の模範的な活動家と勤労者、科学者、技術者に、党中央委員会の名で感謝を送ることを総会に丁重に提議」した。
韓国の農業振興庁は昨年12月16日、北朝鮮の昨年の食糧作物の生産量は469万トンで、一昨年の440万トンに比べ約7%、29万トン増加したと推定した。穀物別ではコメが216万トンで対前年比7%増、トウモロコシが159万トンで同5%増、ジャガイモとサツマイモが合わせて57万トンで同7%増、麦が16万トンで同2%増、豆類が19万トンで同27%増、その他の雑穀2万トンだったとした。
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