ウクライナ戦争:トルコ製ドローンは「正義の味方」か

Foresight World Watcher's 4Tips

執筆者:フォーサイト編集部2022年4月28日
Baykar 社のバイラクタルTB2(同社HPより)

 

 今週もお疲れ様でした。今週はウクライナ軍によるロシア黒海艦隊旗艦「モスクワ」の撃沈で”囮役”となったとも言われるトルコ製ドローン「バイラクタルTB2」の”活躍”を通して、ドローンの将来的な危険性を示唆する4本を紹介。新たな1週間を迎える前に、フォーサイト編集部が週末に熟読したい海外メディアの記事4本、皆様もよろしければご一緒に。Hope you have a great weekend!

Turkey's Lethal Weapon【Soner Cagaptay、Rich Outzen/Foreign Affairs/4月27日付】

From Ankara with Implications: Turkish Drones and Alliance Entrapment【Aaron Stein/War on the Rocks/2021年12月15日付】

Drones Have Come of Age in Russia-Ukraine War【Jack Detsch/Foreign Policy/4月27日付】

 4月14日にロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」をウクライナが撃沈したことは大きなニュースとなった。まず注目を集めたのは、2発でモスクワを沈めたウクライナ製の地対艦ミサイル「ネプチューン」だったが、その戦功には疑問の声も出た。ネプチューンの攻撃能力は大型艦向けではなく、モスクワも高度な防空システムを搭載していたとされるためだ。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。