Pushwooshが開発したコードを含んだアプリは、米陸軍の訓練施設「ナショナル・トレーニング・センター」でも使われていた[モハベ砂漠にあるナショナル・トレーニング・センターの入り口=カリフォルニア州フォート・アーウィン、2022年10月14日撮影](C)Reuters

[ロンドン発/ワシントン発(ロイター)]米企業と名乗っていたソフトウエア会社「Pushwoosh」が、実はロシア企業であることをロイターは掴んだ。アプリ情報サイト「アップフィギュアズ」によると、Pushwooshのコードは、アップルやグーグルのオンラインストアで販売されている8000近いスマホアプリに埋め込まれている。

 ロシアで公開されているPushwooshの公開書類をロイターが確認したところ、同社はロシア政府に税金を納めるロシア企業として登記されており、シベリア地域のノボシビルスクに本社があるデータ処理も行うソフトウエア会社だ。従業員は約40人で、昨年の収益は1億4327万ルーブル(約240万ドル=約3億3000万円)だった。

 しかしながら、ソーシャルメディア上とアメリカにおける登記では、カリフォルニア、メリーランド、ワシントンDCなど に拠点を置くアメリカ企業ということになっている。

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