Food Expo PRO Hong Kong(美食商貿博覧)2023(香港)

執筆者:フォーサイト編集部2023年7月31日
 

 今年で33回目の開催となる、アジア最大級の総合食品見本市である。主催は香港貿易発展局(8月17~19日)。

 昨年は新型コロナ禍の影響で会場での試食・試飲が禁止されていたが、日本を含む9つの国と地域から650の出展者があり、来場者は43万人を数えた。試食・試飲も解禁となる今年は、前回以上の動員を見込んでいる。

 公式HPによると、今年は日本から75の業者・団体が出展する。ジェトロ(日本貿易振興機構)が支援する「ジャパンパビリオン」の設置は4年ぶりで、42社・団体が参加。「フレッシュ・ライスモルト(甘酒)」(秋田県・大潟村あきたこまち生産者協会)、「味噌付けきりたんぽ」(秋田県・花善)などが出品される。

 また、今年で5回目の設置となる岐阜県ブースには10の業者・団体が出展し、日本酒やイチゴ加工品、サプリメントなどの他、日本酒用の枡や陶磁器などが並ぶことになっている。さらにJFEP(農林水産物・食品輸出支援プラットフォーム)を通じて13業者・団体も出展する。

 香港向けの農林水産物・食品の輸出額は年間約2000億円を超えており、こうした場での日本産食品のPRは重要だ。ただ懸念は、福島第一原発の処理水海洋放出計画を巡る問題だ。香港政府は7月12日、海洋放出が実行された場合は10都県からの水産物輸入を禁止すると発表した。今回の「Food Expo PRO」に影響は出ていないが、今後は日本の食の安全性に厳しい目が注がれるようになるかもしれない。

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