世界最高の選手メッシも参戦、急成長するアメリカのサッカー市場
2023年8月5日
吉田麻也の加入が決まったLAギャラクシーは、独立記念日に行われたLAFCとの「LAダービー」において、アメリカ合衆国におけるサッカーの1試合観客動員数記録を更新した (C)Soichi Hayashi Sr.
昨年開催されたカタールW杯で、アルゼンチンを36年ぶり3度目の優勝に導いたリオネル・メッシ(36)が新天地としたのは、米国だった。同国のMLS(メジャー・リーグ・サッカー)は、カナダの3クラブを含む29チームによって構成され、レギュラーシーズンで東西共に上位7位までに入れば優勝が懸かったトーナメント戦への出場権を得られる。
メッシが入団したインテル・マイアミは現在、15チームある東地区で最下位に沈んでいる。7月11日にプライベートジェットで当地に降り立ったメッシは、18日に練習に合流。21日に交代出場ながら“アメリカデビュー”を果たすと、アディショナルタイムに決勝弾となるFKを直接決めて、千両役者ぶりを発揮した。11試合も勝ち星から遠ざかっていたマイアミの、太陽となったのだ。
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その4日後に行われたゲームでは初先発し、2ゴール1アシスト。東地区7位のアトランタ・ユナイテッドに4-0で快勝した。アトランタ戦におけるメッシの2点目のゴールは、34億回再生され、アメリカサッカー界で最も多くの人が目にしたライブ中継の記録となった。
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