9月13日に行われた朝露首脳会談は、「反帝」での連帯が強調された(『労働新聞』HPより)
 

 9月9日の建国75周年行事の直後に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が訪露したため、動静報道が続いた。

 14日付はプーチン大統領との「歴史的な対面」について4ページを使って報じた。前回首脳会談を報じた2019年4月26日付は「対面」に「歴史的な」などという修飾語は用いられず、今回のように「朝露関係発展の新たな里程標を用意した事変的契機」といった表題も掲げられなかった。しかも当時の「プーチン閣下」は「プーチン同志」に格上げされている。

 ロシア極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地で開催された首脳会談の北朝鮮側同席者は紹介順に、崔善姫(チェ・ソニ)外相、朴正天(パク・ジョンチョン)朝鮮人民軍元帥、強純男(カン・スンナム)国防相、呉秀容(オ・スヨン)朝鮮労働党中央委員会書記、朴泰成(パク・テソン)同書記、任天一(イム・チョニル)外務次官であった。テタテの会談(通訳のみの1対1の会談)も行われ、両首脳は「強大な国家建設の戦略的目標を実現するための政治、経済、軍事、文化の各方面で収められている注目に値する成果と建設的な協力の経験、国家繁栄と両国人民の福利のための今後の発展方向に対する深みのある意見を交わした」という。

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