2月20日付の1面トップは、金徳訓内閣総理が平安南道と南浦市を現地了解したとの報道だった(『労働新聞』HPより)
 

 2月19日付1面トップに社説「全社会の思想的一色化はわれわれの革命、われわれの国家の偉大さであり絶対威力である」が掲載された。金正日(キム・ジョンイル)朝鮮労働党中央委員会書記(当時)が「全社会の金日成(キム・イルソン)主義化」を宣布してから50周年を記念したものである。金正恩(キム・ジョンウン)の革命思想は、金日成と金正日の革命思想の「輝かしい継承発展」であり、「強国建設と社会主義勝利のための明確な進路を鮮明にしてくれる百勝の戦略・戦術的指針」であると説明され、現在掲げられている「全社会の金日成・金正日主義化」との連続性が強調された。

 20日付1面下段には、「敬愛する金正恩同志にロシア連邦大統領が贈物を差し上げた」と題する記事が掲載された。18日に朴正天(パク・ジョンチョン)党中央委員会書記と金与正(キム・ヨジョン)副部長がウラジーミル・プーチン大統領から金正恩宛のロシア製専用車を受け取ったとの内容である。他にも複数の訪露代表団について報じられるなど、最近は朝露関係の記事が多い。

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