今週もお疲れ様でした。7日(日本時間8日昼)に約1時間の一般教書演説を行ったバイデン米大統領は、衰えを全力で否定するように雄弁でした。ここで致命的な言い間違いでも起こすなら……との懸念をひとまず拭い、5日のスーパーチューズデーで共和党大統領候補への指名を確実にしたトランプ氏との長い直接対決が始まります。今回の米大統領選は無党派層が大きなカギを握るとされますが、それ以外にも「3つの大リスクがある」と英エコノミスト誌。
イランで1日に投票が行われた国会議員選挙については、「保守強硬派が台頭」との報道が多いようです。それは間違いでないにせよ、「伝統的な保守強硬派」より「更に強硬な非主流派」が台頭していることが見逃せません。主流派保守の大物であるガリバフ国会議長の集票が前回に比べて急落するなど、「体制全体が正統性の危機に直面している」と分析するのは米国際政策センター(CIP)非常勤上席研究員のシナ・トゥーシ氏。米「フォーリン・ポリシー」誌サイトに掲載された興味深い論考もピックアップしました。
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