副大統領候補選びは「タレント・コンテスト」で?

Foresight World Watcher's 3Tips

一方のトランプ氏はSNS「トゥルース・ソーシャル」からリアルタイムで突っ込みを繰り返した[連邦議会本会議場で自身3回目の一般教書演説を行うバイデン米大統領=2024年3月7日、アメリカ・ワシントンDC](C)EPA=時事

 今週もお疲れ様でした。7日(日本時間8日昼)に約1時間の一般教書演説を行ったバイデン米大統領は、衰えを全力で否定するように雄弁でした。ここで致命的な言い間違いでも起こすなら……との懸念をひとまず拭い、5日のスーパーチューズデーで共和党大統領候補への指名を確実にしたトランプ氏との長い直接対決が始まります。今回の米大統領選は無党派層が大きなカギを握るとされますが、それ以外にも「3つの大リスクがある」と英エコノミスト誌。

 イランで1日に投票が行われた国会議員選挙については、「保守強硬派が台頭」との報道が多いようです。それは間違いでないにせよ、「伝統的な保守強硬派」より「更に強硬な非主流派」が台頭していることが見逃せません。主流派保守の大物であるガリバフ国会議長の集票が前回に比べて急落するなど、「体制全体が正統性の危機に直面している」と分析するのは米国際政策センター(CIP)非常勤上席研究員のシナ・トゥーシ氏。米「フォーリン・ポリシー」誌サイトに掲載された興味深い論考もピックアップしました。

 フォーサイト編集部が週末に熟読したい記事、皆様もよろしければご一緒に。

Three big risks that might tip America's presidential election【Economist/3月7日付】

「さぁ、決まった。スーパー・チューズデーが終わり、2024年の大統領戦が再戦となることは間違いないようだ」

 英「エコノミスト」誌の「アメリカ大統領戦を左右する3つの大リスク」(3月7日付)は、こんなふうに始まる。ジョー・バイデンとドナルド・トランプのどちらに投票するかをまだ決めていない有権者が約12%もいること、米大統領戦は接戦となれば相当の僅差で勝敗が決すること、経済・国境・中絶といった大きな争点があることなど挙げ、記事はさらに「3つの大きな不確定要素がある」とする。

(1)民主・共和の両党以外からの立候補者の影響

――無所属で出馬を目指すロバート・ケネディ・ジュニアは、世論調査によっては12%の支持率を得たこともある。11月の本戦で、自身の当選はないにしても、バイデンとトランプ双方の票を喰うことにより、勝敗を決定づける立場となる可能性がある

(2)トランプをめぐる裁判の進みゆき

――大統領選への出馬の是非については連邦最高裁判所が、司法の不関与を打ち出した。しかし、それ以外の刑事・民事の複数の訴訟が進行しており、……

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カテゴリ: 政治
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