金正恩国務委員長は昨年に引き続き、祖父の遺体が永久安置されている錦繍山太陽宮殿を参拝しなかった(『労働新聞』HPより)
 

 4月14日付1面は、中国の趙楽際・全国人民代表大会常務委員会委員長を団長とする党及び政府の代表団に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が接見したことを報じた。北朝鮮側の同席者は一切報じられず、掲載された写真を見ても中国側は9人が着席している一方、北朝鮮側は金正恩の後ろに通訳が座っているだけであった。金正恩と趙楽際は、両党・両国の親善協力関係を発展させることともに、「互いが関心を寄せる重要問題について虚心坦懐に論議した」とされるが、「重要問題」の具体的な内容は明らかになっていない。

 2面上段では、金正恩が催した午餐に趙甬元(チョ・ヨンウォン)党書記、李日煥(リ・イルファン)党書記、崔善姫(チェ・ソニ)外相、金成男(キム・ソンナム)党国際部長、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が陪席したことなどが紹介された。下段では、金正恩が中国中央民族楽団の特別音楽会を観覧したことが報じられた。主たる同席者は午餐のときと同じである。

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