転換食事
2024年10月3日
朝食はだいたいパンである。ときどきいいアジの干物が手に入ったり、卵かけご飯や納豆ご飯が食べたくなったりしたとき、前夜に炊いたご飯とみそ汁を添えて和食にする日もある。あるいは健康のことを考えてオートミールにする場合もないわけではないが、それは年に数えるほど。
「どうする、パンにする?」
「そうだね、パンだね」
最小限の夫婦の会話により、たいていパンと決まる。
パンと決まって、さておかずはどうするか。時間がないときは、パンを焼いて、バターとジャムやらはちみつやらをつけるだけ。飲み物はコーヒーか紅茶。ジュースの買い置きがあるときは、飲む。ないときは省略。しっかり食べたい気分の朝は、卵料理をつくる。目玉焼きか半熟ゆで卵。サラダを作ったりソーセージを焼いたりすることもある。
パンの種類は決まっているかと問われたら、まったく決まっていない。イングリッシュマフィン、食パン、フランスパン、クロワッサンなど、その都度の気分でパンを選んで買う。
しばらくホットドッグに凝った時期もある。キャベツを千切りにして油で炒め、塩と酢を振ってインチキザワークラウトにする。キュウリのピクルスを細かく切る。ピクルスがない場合はキュウリやカブの漬け物、あるいはラッキョウなどを代用すればよい。あとはソーセージを焼いて、ホットドッグ用のパンの切れ目にバターとマスタードを薄く塗り、キャベツ、ピクルス、ソーセージの順にギュイギュイ挟み込み、最後にケチャップをかけて出来上がり。
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