トランプ支持者による襲撃で中断され、同日夜に再開された大統領選の結果を確定する上下両院合同会議[2021年1月6日=アメリカ・ワシントンDCの連邦議会](C)Caroline Brehman/Pool via REUTERS

[ロイター]大統領選挙に行く有権者が投票用紙の上に見るのは、通常は大統領と副大統領候補の名前だ。だが、実際には有権者は、「選挙人団」というグループに投票していることになる。

 全米には合計538の選挙人がいる。つまり、選挙人の票は538票あるため、選挙に勝つには270票を必要とする。

 選挙人は通常、党に忠実な支持者であり、それぞれの州で有権者が選んだ候補に1票を投じることを誓う。選挙人はそれぞれ1票を持っている。2020年、ジョー・バイデンは選挙人の306票を得て、232票だったトランプに勝利して大統領に選ばれた。

選挙人の数は全ての州で同じか?

 ノー、選挙人の数は州によって違う。各州には、その州選出の上下両院議員の数と同じだけの選挙人がいる。上院は各州2人なので、これはどの州も同じだ。だが下院の議席数は州の人口に応じて変わってくる。

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