
デモ参加者が掲げるプラカードには「内乱の首魁・尹錫悦 即刻弾劾」などと書かれている[尹大統領の弾劾を支持するデモ隊=2024年12月14日、韓国・ソウル](C)EPA=時事
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による突然の「非常戒厳(令)」宣布から始まった韓国での一連の事態について、『労働新聞』は12月11日付で初めて報じた。朝鮮中央通信が配信した「傀儡韓国で非常戒厳の事態により社会的動乱が拡大、全域で100万人以上の大衆が尹錫悦弾劾を要求する抗議行動を展開、国際社会が厳正に注視」と題する記事を掲載したのである。通常通り、韓国情勢を伝える最終面の第6面での掲載であり、次のような長い一文で始まった。
「深刻な統治危機、弾劾危機に瀕した尹錫悦傀儡が、不意に非常戒厳令を宣布してファッショ独裁の銃剣を国民に躊躇うことなく向ける、という衝撃的な事件が発生した傀儡韓国の地を阿鼻叫喚に陥れた」
3日夜の戒厳令宣布、国会での戒厳令解除要求決議案可決、野党による内乱罪告発、5日の弾劾案否決などを簡潔に説明したうえで、韓国全土で尹錫悦に対する抗議集会が広がったことについて描写したこの記事は、次のように結んだ。
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