北朝鮮を訪問した在日朝鮮人の学生少年芸術団は破格の待遇を受けた[党中央委員会本部の前で在日朝鮮人学生らに接見する金正恩国務委員長=2025年01月2日、北朝鮮・平壌](C)AFP=時事

 

2024年の総括と閣僚人事

 12月29日付は、朝鮮労働党中央委員会第8期第11回全員会議拡大会議が金正恩(キム・ジョンウン)総書記出席のもと23日から27日にかけて開催されたことについて報じた。議題は、①2024年度の党及び国家の政策執行状況総括と2025年度の闘争方向について、②党中央検査委員会の2024年度の事業状況について、③党の新たな地方発展政策と今後の課題について、④国の教育土台強化のための一連の措置を実施することについて、⑤2024年度の国家予算執行状況と2025年度の国家予算案について、⑥党内機構事業について、⑦組織問題(人事)であった。

 金正恩は、第一議題についての「結論」で対外関係にも言及した。

「米国は反共を変わることない国是としている最も反動的な国家的実体であり、米日韓同盟が侵略的な核軍事ブロックとして膨張し、大韓民国が米国の徹底的な反共前哨基地に転落した現実は、われわれがいかなる方向に行くべきであり、何をどのようにすべきかを明白に提示してくれている」

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