
「光明星節」に続き、金日成主席の誕生日(4月15日)を指す「太陽節」という呼称も復活するかどうか注目される[金日成・金正日の像に向かって頭を下げる市民たち=2025年2月16日、北朝鮮・平壌](C)AFP=時事
2月22日付第3面に、第2次トランプ政権を名指しで批判する記事が掲載された。「敵どもの戦略的脅威には戦略的手段で対応するだろう」と題した北朝鮮国防省公報室長名義の談話である。「トランプ」への言及は1月22日付で大統領就任の事実を短く報じて以来であるが、今回の談話における批判の矛先は「トランプ政権」(原文は「トランプ行政府」)であって、ドナルド・トランプ大統領個人ではない。
北朝鮮の安全保障環境を脅かす「米国とその追従勢力の軍事的挑発行為」がますますひどくなっている、との内容であり、米韓による合同空中訓練や射撃演習などが批判された。北朝鮮の核抑止力と米国の「覇権のための」核兵力は異なると主張し、「米国の典型的なヤンキー式傲慢性と鉄面皮で強盗的な二重基準論理」は通用しない、と表現された。「ヤンキー」はたまに使われるが、「米帝」よりは頻度が低い。
先立って18日付は、「神聖なわれわれの国権と国威に挑戦しようとする時代錯誤的でつまらない企図は自滅的な結果を招くことになろう」と題する外務省代弁人談話を掲載していた。
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