参院選「自公50議席」なら「石破降ろし」or「国民民主党の連立入り」のシナリオ
2025年6月27日
参院選の結果次第では「自公国」連立の可能性も出てくる[衆院本会議後、国民民主党の玉木雄一郎代表(左)へ挨拶回りに訪れた石破茂首相=2025年6月20日、国会内](C)時事
自民党以上に衝撃が走った公明党の3人落選
東京都議会議員選挙(6月22日投開票)は国政与党である自民党・公明党にとって衝撃の結果となった。13日の告示日直後の情勢調査では、自民党は小池百合子都知事の都民ファーストの会や国政における野党第1党の立憲民主党などをおさえて優勢であった。だが、蓋を明けてみると過去最低の21議席にとどまり、都民ファに都議会第1党の座を明け渡した。また、初めて都議会で議席を獲得した国民民主党が9議席を占め存在感を発揮した。
自民党関係者「結局、都民ファと国民民主に浮動票が流れた結果だ。コアな保守層もいまの自民党には投票しない。参院選も都市部は苦戦するだろう」
自民党以上に衝撃を受けたのは、公明党とその最大の支持母体である創価学会の関係者だろう。公明は、都民ファ、自民に次いで19議席を獲得したが、擁立した22人の候補者全員を当選させられなかった。これまで都議選では8回連続で全公認候補の当選を果たしてきた公明党だが、今回はその神通力を発揮することはできなかった。
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