会談は大型クルーザーの船内で行われた[ロシアのラブロフ外相(右)と挨拶を交わす金正恩国務委員長=2025年7月12日、北朝鮮・元山](C)EPA=時事

 7月13日付は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区を訪問中のロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談したことを伝えた。両国関係のほか、国際情勢、地域情勢について幅広い意見交換が行われ、「完全一致の立場」を確認したという。朝鮮中央テレビの映像からは、大型クルーザーの船室内で会談が行われたことが分かる。

 ラブロフは金正恩と会談する前に、崔善姫(チェ・ソニ)外相との第2回戦略対話に出席しており、その様子は第1面下段から第2面上段にかけて報じられた。続く第2面中段では、開業したばかりの明沙十里(ミョンサシムニ)ホテルで北朝鮮政府が催した歓迎宴について伝えられた。

 18日付第6面には、「日本の防衛白書は徹頭徹尾、再侵略野望実現のための戦争シナリオである」と題する北朝鮮外務省日本研究所政策室長談話(17日付)が掲載された。今月公表されたばかりの『令和7年版防衛白書』に反応したものであり、同室長による談話は3月20日付以来となる。

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