石破辞任が決まる「99人+7日以内」 運命の自民党「両院議員総会」は開催されるか
2025年7月22日
続投を宣言した総理だが、党内ではすでに“裸の王様”かもしれない[開票センターから引き揚げる(左から)小野寺政調会長、石破総理、森山幹事長=2025年7月21日未明、東京・自民党本部](C)時事
「今最も大切なことは、国政に停滞を招かないということであります」
「政治には一刻の停滞も許されないということでございます」
20日に投開票が行われた参院議員選挙で、目標としていた「与党で50議席」を獲得できなかった自民党の石破茂総裁は選挙の翌日、党本部で開かれた記者会見で総理・総裁の続投を表明した。続投の理由については「米国の関税措置あるいは物価高、明日起こるかもしれない首都直下型地震、あるいは南海トラフそのような自然災害」などを挙げた。
泥船から降りようとする官房長官と政調会長
会見での石破はほとんど喜怒哀楽を見せない無表情な様子で、それなりにショックを受けていることが窺えたが、自身や森山裕幹事長への責任論については全くと言っていいほど触れなかった。
「なんだ? この会見は。誰も責任をとらないということか」
自民党関係者からはこんな声が上がった。この“続投会見”は石破内閣終焉の序章を予感させるものとなった。
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