祖国解放80周年の慶祝イベントにヴォロージン・ロシア下院議長(左)とともに出席した金正恩国務委員長[2025年8月16日に朝鮮中央通信社が配信=北朝鮮・平壌](C)AFP=時事

 8月15日付は、前日14日に平壌(ピョンヤン)で開催された「祖国解放80周年慶祝大会」について大きく報じた。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の横にはロシアのヴャチェスラフ・ヴォロージン国家院(下院)議長が立った。慶祝大会には朝鮮労働党と政府の幹部、抗日革命闘争縁故者の遺児、愛国功労者、革命学院の教職員、生徒らが参加したほか、訪朝中のロシア国家院代表団と文化省の代表団、大使を含む在北朝鮮ロシア大使館員が招待されたという。

 崔龍海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員会委員長による祝辞では、「日帝植民地支配に終止符を打って、国権回復の世紀的大業を達成した」金日成(キム・イルソン)氏が称えられたほか、ソ連軍将兵の「崇高な国際主義精神と武勲」への言及もあり、その「血で結ばれた団結と友誼」が21世紀の現在も同盟関係へと発展していることについて述べられた。

 ヴォロージンがウラジーミル・プーチン大統領からの祝賀書簡を代読した。「80年前、(ソ連の)赤軍部隊と朝鮮の愛国者部隊が関東軍を撃滅し、朝鮮における日本の植民地支配に終止符を打った」ことによる「戦闘的友誼と友好、相互援助の絆」が現在も強固に残っているという内容であった。

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