ロシア・ウクライナ戦争に参加した兵士を抱きしめる金正恩国務委員長[2025年8月22日、朝鮮中央通信社が公表](C)AFP=時事

 8月22日付は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の「燃えるような宿願と情け深い呼びかけ」によって開催された朝鮮人民軍海外作戦部隊の指揮官と戦闘員に対する国家表彰授与式について大きく報じた。

 金正恩は演説で、ロシア・ウクライナ戦争で犠牲となった軍人の遺族に対して「悔しさとすまない気持ちをどう表現すれば良いか分かりません」などとお悔やみの言葉を口にした。北朝鮮では誰もが知っている、李寿福(リ・スボク)、姜浩英(カン・ホヨン)、趙君実(チョ・グムシル)といった朝鮮戦争での英雄の名を列挙しながら、彼らを凌ぐ「数百数千の英雄」が輩出されたと述べた。「30代、40代の将校が先頭に立って敵のトーチカを自らの身体で塞ぎ、遺体も残すことができない自爆の道を躊躇わずに選択したり、自らの指揮官のほうに飛んでくる敵弾をわが身で塞いだりした事実は私に強い衝撃を与えました」といった表現で、彼らの「英雄主義」と「犠牲精神」が称えられた。その勲功を末永く伝えるため、平壌(ピョンヤン)に戦闘偉勲記念館と戦闘偉勲記念碑を建立する方針も示された。

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