国家に対する大規模な宣誓式は初めてだと思われる[国旗掲揚式及び中央宣誓集会の様子=2025年9月9日](C)AFP=時事
9月9日、北朝鮮は建国77周年を迎え、万寿台(マンスデ)議事堂で「国旗掲揚式及び中央宣誓集会」が開催された。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に続いて幹部たちが、「共和国の自主権と朝鮮人民の利益を擁護し、国家と人民のために服務する責任ある一員として、人民の福利と国家の成長発展を導くことに常に無限に誠実で、共和国憲法を徹底的に守護して法的義務を厳格に履行し、社会主義理念と社会主義制度をしっかり固守して、愛する祖国に忠誠を尽くし、その偉大さと美しさを無窮に継いでいくことに対して心身ともに全力を尽くす」と宣誓した。国家に対する大規模な宣誓式は初めてだと思われる。
9日付第1面は、金正恩による亀城(クソン)市の病院建設現場への現地指導を上段で報じ、下段には炭素繊維固体発動機の地上噴出実験を参観したことについての記事と、建国77年に際して習近平国家主席が金正恩に宛てた祝電が掲載された。戦争特需を享受しているためか、最近は民生にかかわる経済建設も兵器開発も順調に進んでいるように見えるが、記事の大きさや掲載順からして経済建設における成果の誇示に重点が置かれていると言える。
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