トランプ大統領はカード金利への上限設定について、民主党のウォーレン上院議員(右)にも電話した[住宅費用がテーマの円卓会議を開催した上院民主党のチャック・シューマー院内総務(左)とウォーレン上院議員=2026年1月7日、アメリカ・ワシントンDC](C)AFP=時事
NY市長選など4連敗の巻き返し
「私は負けっぷりのいい人間ではない、敗北が嫌いだ」──ドナルド・トランプ大統領が2020年7月に述べた言葉である。実際、同年11月3日の大統領選挙での敗北を認めたのは2021年1月7日と、65日を要した。
そのトランプ政権の2期目発足後、初めての主要選挙となる2025年11月のニュージャージー州知事選、バージニア州知事選、ニューヨーク市長選、さらに12月の“地元”フロリダ州マイアミ市長選で4連敗を喫した。これら前哨戦での敗北は、トランプ氏の政治的威信を揺るがしかねない事態となっている。
トランプ氏が1月6日、下院共和党議員との会合で「中間選挙で敗北すれば、私は野党民主党に弾劾されるだろう」と警告したことも、緊張感の高まりを示す。弾劾で有罪判決を得るには上院で3分の2、すなわち67人以上の賛成が必要であり、罷免に至る可能性は高くはない。それでも、弾劾裁判に発展すれば政権運営に確実に制約が生じ、政策遂行やレガシー形成にとって大きな障害となるのは避けられない。
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