日本の財政悪化を世界のマーケットが不安視する中、高市総理は消費税減税に突き進むのか[応援演説で熱弁する高市総理=2026年2月3日、埼玉県浦和市](C)EPA=時事

自民・維新で改憲発議ラインに届く勢い

 総選挙の投票まで1週間を切った2月2日(月)夜。膝の下まで覆う丈の長いクリーム色のダウンジャケットに身を包んだ内閣総理大臣・高市早苗は、報道陣にニコリと笑顔を見せながら自民党本部4階の役員室を後にした。この日は8日に投開票を迎える衆議院選挙に向けた選対本部会議を開き、重点選挙区をどこにするかなどの詰めの話し合いを行ったのだ。

 週末の朝日新聞の選挙情勢調査は政界に衝撃を呼んだ。

「自維で300議席超うかがう。中道ふるわず半減も」(朝日新聞2月2日)

 先月27日の公示以後、各メディアの報道はそれぞれ“自民優勢”を伝えるものだったが、朝日が書いた「300議席超うかがう」とは、自民党と日本維新の会という「改憲勢力」が衆院における憲法改正発議に必要な310議席(定数の3分の2)に届く勢いということだ。

「まさかそこまではいかないだろう。自民党に強く出過ぎなのではないか」(自民党関係者)

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