2月28日の午前8時10分(イラン時間午前9時40分; 日本時間午後3時10分;米ワシントン時間午前1時10分)に、イスラエルと米国による対イラン攻撃が開始された。

 現段階での攻撃がハメネイ師のようなイランの政権の中枢に対するものかどうかは不明である。少なくとも、革命防衛隊をはじめとする治安・国防に関わる機構、核開発やミサイル開発に関わる施設に対する大規模な攻撃は行われているだろう。それは今後1週間ほど続くと見られる。

 イラクやイエメンなどの、イラン系勢力、いわゆる「代理勢力(Proxy)」へのイスラエル・米国による攻撃も行われているか、あるいは今後行われる可能性が高い。

 中東の地域国際政治、および世界経済に及ぼす影響という意味では、焦点は、イランがどの程度の反撃能力を持ち、現段階で行使する意思があるかである。

 イスラエルに対するミサイルによる反撃は行われるだろう。それをイスラエル・米国がどの程度の確率で迎撃できるかが、今回の攻撃の準備の際の主要課題だった。また、イランが何週間、イスラエルの経済活動を阻害する程度の反撃を持続できるか。そしてイスラエルと米国がどれだけの期間、ほぼ100%の確率での迎撃を続けられるか。迎撃弾の補給がどれだけ続き、それが米軍とその同盟国への補給にどのような影響を及ぼすかが注目される。

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