テルアビブ大学がAIで生成した、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの家族のイメージ図 (C)Tel Aviv University/Handout via REUTERS

[ワシントン発/ロイター]現生人類ホモ・サピエンスがアフリカの外へ進出したとき、我々の祖先は、すでにヨーロッパやアジア、中東の広範囲に暮らしていたネアンデルタール人に出会った。ほとんどの現代人のゲノムにはネアンデルタール人由来のDNAが残っており、両種が交雑していたことが分かっている。しかし、交雑の状況については理解が進んでいなかった。

 交雑に関与していたのは、どのような人だったのか――。性染色体の一つであるX染色体に注目した新たな研究では、交雑の組み合わせについて手がかりが得られた。現代人の遺伝情報と、古代ゲノムから得られたネアンデルタール人の遺伝情報を分析した結果、性交していたのは主にネアンデルタール人の男性とホモ・サピエンスの女性の組み合わせであることが示唆された。

 このような組み合わせで交雑が起こった背景はまだ分からないと研究チームは述べている。好みの相手を選んだ結果だったのか、強制的な関係だったのか、それとも別の事情があったのかは不明だ。

記事全文を印刷するには、会員登録が必要になります。