「ネアンデルタール人男性」と「現生人類女性」がよくある交雑パターンだった

2026年3月21日
タグ: 歴史
テルアビブ大学がAIで生成した、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの家族のイメージ図 (C)Tel Aviv University/Handout via REUTERS
現代人のX染色体にはネアンデルタール人のDNAがほとんど存在しない。これは、ネアンデルタール人の遺伝子の一部が現生人類と生物学的に相性が悪く、淘汰されたことが理由と考えられた。だが、新たな研究は「ネアンデルタール人男性」と「現生人類女性」が交配するパターンが多かったとすれば、この問題を最も合理的に説明できることを示している。

[ワシントン発/ロイター]現生人類ホモ・サピエンスがアフリカの外へ進出したとき、我々の祖先は、すでにヨーロッパやアジア、中東の広範囲に暮らしていたネアンデルタール人に出会った。ほとんどの現代人のゲノムにはネアンデルタール人由来のDNAが残っており、両種が交雑していたことが分かっている。しかし、交雑の状況については理解が進んでいなかった。

 交雑に関与していたのは、どのような人だったのか――。性染色体の一つであるX染色体に注目した新たな研究では、交雑の組み合わせについて手がかりが得られた。現代人の遺伝情報と、古代ゲノムから得られたネアンデルタール人の遺伝情報を分析した結果、性交していたのは主にネアンデルタール人の男性とホモ・サピエンスの女性の組み合わせであることが示唆された。

カテゴリ: 医療・サイエンス
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