ポイント・アルファ
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胎動するゲームチェンジャー「南鳥島レアアース泥」――日本が手に入れる「世界第3位」の埋蔵量|中村謙太郎・東京大学エネルギー・資源フロンティアセンター長(1)
長野光と関瑶子のビデオクリエイター・ユニットが、現代のキーワードを掘り下げるYouTubeチャンネル「Point Alpha」。今回は、日本のレアアース輸入の現状と南鳥島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で発見されたレアアース泥の特徴について、東京大学大学院工学系研究科附属エネルギー・資源フロンティアセンター長の中村謙太郎氏に話を聞いた。 ※主な発言を抜粋・編集してあります。
「重希土類」は100%近くが中国依存
——日本のレアアース調達の現状を教えてください。
「日本にはレアアース鉱山がないため、国内生産はできません。国内で使用するレアアースのほぼすべてを、海外からの輸入に頼っています。そのうちの約70%が中国からの輸入です」
「2010年のいわゆる『レアアースショック1』以前は、中国からの輸入が輸入量全体の90%以上を占めていたことを考慮すると、この15年で中国への依存度は減ったと言えるかもしれません」
「それでも、依然として日本がレアアースの調達を中国に頼っているのは事実です。レアアースの中でも特に産業上重要とされる重希土類については、いまだほぼ100%を中国からの輸入に依存しています」
「レアアースという呼び名は、一つの元素を指す言葉ではなく、17種類の元素の総称です。その中で特に、質量数が大きく“重たい”レアアースを重希土類と呼びます。重希土類を豊富に含むレアアース鉱石が採掘できる鉱山は、現状では中国に偏在しているのです」
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