官邸と外務省のラインがスムーズに進むかどうかは、イラン問題への取り組みの中で一つの焦点となるかもしれない[参院予算委員会で言葉を交わす高市総理と茂木外相=2026年3月25日](C)時事

 

総理は「自衛隊派遣は白紙」と強調

 高市早苗政権、そして日本の将来にも影響を及ぼすと予想された日米首脳会談が終わって1週間余りが経った。

高市「中東情勢も含めて世界の安全保障環境が非常に厳しい状況にあります。私は世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだと思っています」(日本時間3月20日・日米首脳会談)

 アメリカ大統領ドナルド・トランプをこのように持ち上げた高市に対してトランプは終始、にこやかな表情を崩さなかった。夕食会で高市が、いまは亡き盟友の安倍晋三元総理がかつて口にした言葉を引用して「Japan is back=日本は戻ってきた」と拳を振り上げてスピーチした際にも、トランプは顔を綻ばせた。

 日米の両首脳の会談は終始穏やかなムードであったことは確かなようだ。政権幹部からは「大成功」と自画自賛の声も上がっている。しかし、首脳会談で中東のホルムズ海峡についてどういったやりとりが交わされたのかわからない部分も多い。

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