2023年10月7日のハマスの襲撃現場に駆け付け、国民的なヒーローとなった[反ネタニヤフ・デモの参加者に向かって演説するゴラン氏=2025年11月8日、イスラエル・テルアビブ](C)AFP=時事
低迷する左派政党が合併し新党結成
イスラエルでは今年10月までに総選挙が実施される。2022年末にベンヤミン・ネタニヤフ首相率いる強硬右派リクードが、宗教政党だけでなく宗教極右政党と連立し、史上最も右寄りと言われる第6次ネタニヤフ政権が発足してから4年が迫る。
次の選挙の争点はまだ定まっていないが、過去の選挙と同様、「ネタニヤフ首相への審判」となるだろう。彼が2019年に詐欺、収賄、そして背任の疑いで、現職首相としては初めて起訴されて以来、イスラエルの選挙は「ネタニヤフか否か」が争点となってきた。
右傾化が言われて久しいイスラエルで、これまで以上に鍵を握る可能性があるのが左派の動向だ。2022年の選挙では、かつての政権政党である中道左派の「労働党」が最低議席数の4議席に低迷し、パレスチナとの融和を訴えてきた左派メレツが議席獲得ラインの3.25%を突破できずに議席を失った。イスラエルの右傾化、左派の低迷を象徴する出来事だった。
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