自民幹部の電話に出ないことがあるという高市も、吉村とのホットラインは大切にしているようだ[自民党大会で歓談する総理と吉村代表=2026年4月12日](YouTube『吉村洋文チャンネル』より)

 

高支持率でも地方選に目立つ「取りこぼし」

 高市早苗が内閣総理大臣に就任して半年が過ぎた。依然、内閣支持率は好調だ。今月(4月)の各報道機関の世論調査を比較しても、朝日新聞64%(不支持率24%)、読売新聞66%(不支持率24%)、NHK61%(不支持率22%)と軒並み6割を超えている。発足から半年たってもこれだけの支持率を維持するのは驚異的だ。

 総理官邸の幹部の1人は「イラン問題に端を発した原油価格高騰に対してもしっかりスピード感を以て対応したことの評価だろう」と、政府のガソリン価格維持などの政策への信頼と自画自賛する。一方、自民党のある大臣経験者は「理由が全く判明しない」と首をかしげ、具体的な成果というよりも、高市本人の所作やキャラクター、女性初の総理などという要素が支持につながっているとの見立てを示す。

 しかし、高い支持率とは裏腹に、自民党は衆院選挙で大勝して以降、地方選挙での取りこぼしが目立つ。 3月8日投開票の石川県知事選挙では高市本人が応援に駆けつけたにもかかわらず、現職知事の馳浩が前金沢市長に敗れた。また、東京の清瀬市の市長選挙(3月29日投開票)では、自民党と公明党が推薦した現職の候補が共産党と社民党が推薦した新人候補に敗れた。

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