日米協力のゆくえは戦略三文書の改定にも影響を与える[ホワイトハウスでゴールデン・ドーム構想を発表するトランプ大統領=2025年5月20日](C)AFP=時事

「アメリカのためのゴールデン・ドーム」(GDA)構想は、第2次トランプ政権によって、国防上の最優先事項の一つとして進められている。GDAは弾道ミサイル、極超音速滑空体(HGV)、巡航ミサイル、部分軌道爆撃システム(FOBS)といった拡大・高度化する経空脅威から米国本土を防衛することを第一の目的としている。

 同時に、GDAは世界各地に展開する米軍部隊や同盟国の防衛も念頭に置いた取り組みであり、今後、日本を含む同盟国との協力が進むと考えられる。日本は現行の戦略三文書(国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画)に基づき統合防空ミサイル防衛(IAMD)能力の強化を進めてきたが、日米協力のゆくえは本年末の戦略三文書の改定にも影響を与える。

 以下では、まず、GDAはどのような構想なのか、これまでにどういった取り組みが行われ、また今後見込まれるのかを概観する。その上で、日米間でどのような協力が想定されるのか、戦略三文書の見直しにはどのように反映され得るのかを検討したい。

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