長野光と関瑶子のビデオクリエイター・ユニットが、現代のキーワードを掘り下げるYouTubeチャンネル「Point Alpha」。今回は、レアアースのサプライチェーンにおける中国の優位性と新たなサプライチェーン構築の難易度について、東京大学大学院工学系研究科附属エネルギー・資源フロンティアセンター長の中村謙太郎氏に話を聞いた。 ※主な発言を抜粋・編集してあります。
「中東に石油あり、中国にレアアースあり」と語った鄧小平
——世界のレアアース産業は、どのような国が強みを発揮しているのでしょうか。
「レアアース採掘という観点では、中国が世界シェアの約70%を握っています。さらに、精錬プロセスでは、シェアは90%以上にのぼります。長らく中国が支配的な地位にあると言えるでしょう」
——なぜ、レアアース産業は中国依存の状態に陥ったのですか。
「レアアース産業が中国に依存している背景には、まず、レアアース資源が豊富にあるという中国の地質学的な特徴があります。現在確認されているだけで、中国国内のレアアース埋蔵量は世界の約半分、国別埋蔵量で世界第一位です」
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