英国のエリザベス女王がチャールズ皇太子と愛人のカミラ・パーカーボウルズさんとの仲を承認した模様で、来年にも二人が再婚する可能性が出てきた。 バッキンガム宮殿関係者が、皇太子とカミラさんに女王の“お墨付き”が与えられた根拠として挙げるのは、六月下旬、ロンドン市内で開かれた英国骨粗鬆症協会の会合で、二人が公衆の面前で堂々とキスを交わしたこと。賓客として会場に来た皇太子をカミラさんが迎え、互いのほおにキスをし合った。王室からの賓客にはひざまずいて礼をするのが儀礼で、キスをするのは明らかに“違反”。「二人の仲を女王が認めていなければ絶対できない行為」だという。 エリザベス女王は来年の即位五十周年の祝賀行事に向け、さまざまな準備に追われているが、同関係者によれば、皇太子の再婚についても行事の一環として考えたい意向といわれる。 チャールズ皇太子も最近、英紙とのインタビューで、再婚の可能性をにおわせる発言をし、九七年夏にダイアナ元皇太子妃が事故死して以来初めて再婚の意思表示をしたとも受け取られている。

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