ロシアのシリア反体制派空爆で「イスラーム国」が支配地域を拡大
2015年10月11日
ロシアはシリア空爆を強化し、地上戦でアサド政権軍がヒズブッラーやイランなどの民兵組織の力も借りて攻勢に出る、という情報が発信されているが、同時に、諸勢力が激しい戦闘を続けてきたアレッポ近郊で、「イスラーム国」が支配領域を広げたとも伝えられる。
Syria conflict: Islamic State seizes villages north of Aleppo, BBC, 9 October 2015.
ISIS Makes Gains in Syria Territory Bombed by Russia, The New York Times, October 9, 2015.
そもそもロシアの空爆の多くは、「イスラーム国」ではなく「イスラーム国」と競合・対立してきた他の反体制勢力の支配地域を対象としているため、予想された展開である。
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