トルコのイスタンブール旧市街の中心地スルタンアフメット広場で、1月12日朝、大規模な爆発があり、少なくとも10人が死亡、15人が負傷した。トルコのダウトオール首相は「イスラーム国」に関連する勢力の犯行と断定している。クルトゥルムス副首相はシリア人による自爆としている。1988年生まれのシリア人による犯行であるとか、サウジアラビア生まれのシリア人であり、最近シリアからトルコに越境してきたといった情報が流れている。

Four things to know about the Sultanahmet explosion, Hurriyet Daily News, January 12, 2016.

AS IT HAPPENED: ISIL suicide attack kills 10, injures 15 in Istanbul's Sultanahmet, Hurriyet Daily News, January 12, 2016.

スルタンアフメット広場はトルコへの観光客が必ずと言っていいほど訪れる歴史地区である。ローマ帝国時代に作られた広大なヒッポドローム(競馬場)の跡を改造して作られた公園で、ブルーモスクの門前広場ともいうべき場所である。この広場の北側に位置するアヤソフィア博物館までの一帯に、歴史的モニュメントが点在し、複数の広場と公園が連なっている。観光客がブルーモスクやアヤソフィアを訪れる際にこの広場と周辺を散歩して、ちょっと一息つく。

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